最期の晴れ舞台

諏訪部順一さんを応援してやまない「謎の新ユニットSTA☆MEN」「PHERO☆MEN」箱推しLOVERS(生粋の腐属性)が好き勝手に残す備忘録

夜能と夜語りの会

宝生能楽堂水道橋駅からめっちゃ近くにあってびっくりしました。

あの辺は一時期ずっと通ってたのに近くに能楽堂あるなんて知らなかった・・・。

諏訪部さんのお顔めっちゃよく見えた・・・。。。。

 

・お囃子の方々が先にご登場したあと、花道(?)をゆっくりと歩いて舞台へ向かう諏訪部さん。お衣装の袴が裾のなっっっっがいやつ(踏んで歩くあれ)で、真っ直ぐに前を見つめながら一歩一歩進むその堂々たるお姿たるや。あとから「緊張してました」と仰ってましたが全然そんな感じしなかった。アンフィとかで第二幕が始まるときに奈落から出てきたりすると、真っ直ぐ正面の空を見つめていたりすると思いますがあれを想像してもらうのが一番早い。

 

・朗読はさすがのひと言で。。静かな能楽堂に、穏やかな低音が響いてとても心地好く。せりふも下は10代から上は初老(70代?)まで鮮やかに演じ分けていらっしゃり、幽霊の父と対面するシーンでは涙の演技が秀逸(上から目線な言い方になってしまって大変申し訳ない・・・いやでも見事というか素晴らしいというほかなくて、、日本語不自由ですまねぇ・・・)。這い出ようとしてくるこの世のものではない有象無象を斬るシーンの迫力も凄まじかった。

 

・鼎談も面白く、声が響きやすい造り?になっている能楽堂で堪えきれずけたけた。裾を踏んで転ばないかとか緊張してしまいましたとお話する諏訪部さんに、和英さん(宝生流の方で解説ご担当)が「能は観客がリラックスして観るものだから演者もリラックスして臨まないといけないんです」みたいなお話をされるものだから、諏訪部さんは「うーーんやっべぇなやっちまった」というような表情で会場内(天井?)にぐるっと視線を泳がせ、そのお姿に会場からもくすくすと笑い声が響き終いには舞台上の皆さん含め爆笑(かわいい)

 

能楽は途中でうとうとしてしまってもいいんですよ・・・見ていただけるのがもちろん一番ですけどね、と和英さん。海外赴任の多いご友人がいらっしゃり、その方は時差ボケを直す目的で能楽堂へ足を運ぶこのもあるのだそう。なんでも、うとうとしたりまどろんでいるときにアイディアがふっと降りてきたりするし、居心地がいいとのこと。「へぇ」とは言わずにいられないエピソードを聞かせていただきました。へぇ。

 

・ドラマCDが好きだと仰る和英さんに「まさか「ドラマCD」という単語が聞けるなんて・・・!」と驚く諏訪部さん。耳で物語を聞いたりシーンを想像したりするのが楽しい、と。なるほど。さすがプロはわかっていらっしゃる。。同士ですね!(違)

 

・そして朗読のあとは生田敦盛の公演ということで、シテの水上優さんのご紹介もさらっとしてくださった和英さん。子方を演じるのが同じ苗字だったため察しはついていたもののやはり親子共演ということで。その昔、優さんもお父様と同じ演目(その際はもちろん優さんが子方)をされたというドラマのようなお話。会場には年配の方も多数いらっしゃり、その方々へ向けて昔ご覧になられた方がいらっしゃるかもしれませんねなんてさらりと仰る和英さんでした。すごい。

 

すごくざっくりした感想ですがひとまずこんな感じで。

きっともっとちゃんとレポしてくださっている方がいることでしょう(^^)

私事になりますが遠い親戚(よく言う「ほぼ他人」)に観世流の方がいて

私よりもその方に近い親等(かなり近い)にいる親戚のお姉ちゃんに

宝生流の能を観に行くよ~と連絡したら「なにそれ面白そう!そういうの

(声優さん等違う業界の方とのコラボ)やってみなよって言ってみよ~!」と

返事が返ってきたので力強く「うん、よろしく!!!!」と返しておきました。